馬持ってますけど、なにか。

馬上の空論

気付けば馬に乗り始めて9年、馬を持って3年目になりました。自分自身の体験談や馬にまつわるあれこれについて発信していきます。

子供の習い事で乗馬はあり?メリットデメリットは?

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こんにちは。クロフネです。

お子さんの習い事として乗馬を検討されている方もいるのでしょうか?

今回は、子供の習い事としての乗馬のメリットデメリットについて書いてみました。

 

メリット

バランス感覚が鍛えられる

乗馬は、バランスが一番大事なスポーツと言っても過言ではありません。

騎乗レベルが高くなればなるほど、馬も人間のバランスに繊細に反応するようになります。

極端に言うと、1cm体の位置がずれるだけで上手くいかなくなることもあります。

小さな頃から馬に乗っている人は、このバランスの感覚が抜群に優れています。

バランスが良いと、馬への負担が少ないだけでなくコントロールもしやすくなります。

大人になってから乗馬を始めると、このバランスという所で苦戦をする人が本当に多いです。なかなか馬の動きについていけないのです。

 

「小さい頃からやっておけばよかったなあ…」

という言葉を多くの大人たちから耳にします。

体も小さくバランスを取りやすい子供のうちに乗馬を始めることで、バランス感覚や体幹はかなり鍛えられると思います。

 

生き物と接することで多くの学びがある

馬は、生き物です。感情があります。

ですが、言葉を話すことはできません。

そんな動物と触れ合うことにより、多くの学びや気付きを得ることができると思います。

自分がどのように行動したら馬は喜ぶのか、逆にどのような行動を取ったら怒るのか、馬と触れ合い、接していくうちに段々分かってきます。

馬の世話や触れ合いを通して、「相手の気持ちを思いやること」や「相手の身になって考えること」など様々な学びを得ることができるでしょう。

そうした学びは、きっと大きくなってからの社会生活においても役立つはずです。

 

ジュニアは大切にされる

子供向けに、夏に馬術の全国大会があります。(通称ジュニ選といい、~16歳: チルドレンクラス、17~18歳: ジュニアクラス、19~22歳: ヤングクラスと階層が分かれています)

各乗馬クラブは、1人でも多くこの大会に生徒を出させようと躍起になります。

注目度の高いこの大会で教え子が入賞すれば、乗馬クラブの知名度の向上につながるからです。

あとは単純に、子供はすぐに上手になるため教えていても楽しいんだと思います。

そのため、乗馬クラブではジュニアは優遇されることが多いです。

 

 

デメリット

本気でやるならお金はかかる

乗馬は、お金のかかるスポーツです。

まだ月に数回ポコポコ乗る程度ならそこまでではないですが、本気で全日本の大会を目指すとなると、自馬が必要になり維持費もかかるようになります。

また、馬具も輸入品が多いためか、なんだかんだ出費がかさみます。

 

やはり、乗馬に本気で取り組んでいる人は、ある程度裕福な人が多い印象があります。

多少の出費は覚悟しておいた方が良いでしょう。

 

チームスポーツではない

乗馬は基本馬と人間の一対一の関係なので、サッカーや野球といったチームスポーツとは対極にあるスポーツといっていいかもしれません。

チームスポーツ特有の、チームで一丸となって一つの目標を目指すことはあまりありません。個人プレーが多いです。

そのため、協調性や仲間への配慮といった、チームスポーツでは当たり前のことがなかなか学びづらいです。

そのせいなのか、馬に乗っている人はどちらかというと個性が強く、良くも悪くも、我が道を行く印象があります(^^;)

 

いかがでしたでしょうか。

デメリットもありますが、私は乗馬をしていて格段に人生が豊かになりましたし、乗馬をしていて良かったなと思うことも沢山あります。

馬を始めるには小さなうちに始める方が絶対に後で後悔しないと思うので、とりあえず始めてみるのも手だと思いますよ。

それでは。