馬はどうやって買うの?
私は馬を持って約3年になりますが、馬を持っていると言うとよく聞かれるのが
「馬ってどうやって買うの?」という疑問。
確かに、買おうと思って買える物でもないので、なかなか分かりづらいですよね。
そこで今回は、馬を買う時の流れについて説明していこうと思います。
①乗馬クラブに相談
馬を買いたいと思ったらまず、所属の乗馬クラブに相談しましょう。
障害や馬場など競技を極めていきたいと思うのならどの競技用の馬にするのか、
予算はいくらくらいか、何才くらいの馬で、どれくらいの能力を持っているのがいいかなど、一度相談をしてみるといいと思います。
乗馬クラブは馬の売買のコネクションを持っているので、いい馬がいたら紹介してくれるか、条件に合いそうな馬を探してくれるはずです。
乗馬クラブの方からこんな馬がいるけどどうか、と相談を持ちかけられることもあります。
②馬の目星がついたら、試乗に行く
いいなと思う馬がいたら、試乗に行って乗り心地を確かめてみましょう。
車を試乗せずに買うという人はあまりいないと思いますが、馬も同じです。
馬は特に乗り手との相性で良し悪しが左右されるので、自分が乗ってみてしっくり来なければやめたほうがいいです。
③馬が決まったら、諸条件を決める
試乗もして、気に入って、この子にしようというのが決まったら、馬の金額や乗馬クラに払う手数料、入厩の日取りはいつにするかなどを決めていきます。
ここで「馬の金額が言っていた話と違う」などトラブルが起きやすい段階ではあるので、注意しましょう。
基本は乗馬クラブ同士で交渉してくれるはずなので、所属の乗馬クラブのスタッフに条件は伝えて、後はうまく交渉してくれるのを待ちましょう。
④入厩
諸条件が決まり、馬の代金も払えば、後は入厩を待つのみ。
所属乗馬クラブのスタッフが馬を馬運車で迎えに行ってくれます。
海外から馬を連れてくる場合は、日本に入ってから検疫があるので数週間待つ必要があります。
乗馬クラブ側が全てやってくれるので何かする必要はないですが、
馬の売買に関してはトラブルも多いので、きちんと自分の乗馬クラブのスタッフとコミュニケーションを取るようにしましょう。
それでは。
実は色々ある!障害馬術競技のルールを解説。
障害馬術競技には、実は様々なルールがあるんです!
今回の記事で紹介していきます。
基本ルール
まずは、基本のルール。このルールにのっとって行われる試合が一番多いです。
- 一つの障害落下ごとに減点4。
- 減点が小さく、タイムが早い者が勝ち。
- 二回障害を飛ぶことを馬が拒否(反抗)した場合、失権。
- 落馬した場合は問答無用で失権。
- 障害と障害の間で45秒以上が経った場合、失権。
- 障害の飛ぶ順番と向きを間違えた場合、失権。
- 障害を飛ばずに壊した場合、タイムは止められ、もう一度向かい直して踏み切った瞬間にタイム再開。走行後、自分のタイムに+6秒が加算される。
- 規定のタイムが決まっており、そのタイムを超えた場合はタイム減点がつく。
ジャンプオフ
比較的大きな試合では、ジャンプオフを設けていることが多いです。
ジャンプオフは、最初のラウンドで減点が0の人馬だけが出場することができる、第2ラウンド。いわば、決勝戦です。
減点が0の人馬の順位はジャンプオフの順位によって決まるため、最初のラウンドがいかに良くてもジャンプオフで失敗してしまえばそれまで。
ジャンプオフはスピード勝負になるため、かなり小回りをして果敢に攻める選手の様子が見られ、見ている側もとても盛り上がります!
攻めすぎて失敗してしまうこともあるあるなんです。
スピード&ハンディネス競技
通称、スピハン。
この競技は、スピードが全て。最初に紹介した基本のルールではまず減点数、それからタイムで順位が決まりますが、この競技は障害物の落下がタイムに加算され、タイムのみで順位が決まります。
例
Aさん…タイム49秒83で障害減点0→総タイム49秒83
Bさん…タイム44秒59で障害減点4→総タイム48秒59
の場合、基本ルールだとBさんはAさんに負けますが、スピード&ハンディネス競技だとBさんはAさんに勝つことになるんです!
こうなると、落下のリスクを恐れず走りこむのか、できるだけ落下はしないように慎重にいくのか、各選手の個性が垣間見えて見ていても楽しいです。
トップスコア競技
現在ちょうど開催している国体でも正式な競技として存在しているのが、トップスコア競技。
炎の体育会TVという番組で、華原朋美さんも挑戦していました!
この競技がユニークなのは、どの障害を何番目に飛ぶのかが決まっていないところ。
選手が自由に自分の飛ぶ障害を選択できるんです。
各障害には難しさに応じて点数がつけられており、飛越するとその点数が入る仕組み。
障害が落下した場合は点数は入りません。
同じ障害は2回まで飛越してOKですが、障害が落下した場合はもうその障害を飛ぶことはできません。
トップスコア競技で面白いのはジョーカー障害という一番点数の高い、かなり難しい障害が一つだけあること。
他の障害は落としても減点にはならないのですが、ジョーカー障害だけ落とすとその分減点になるんです!一番点数が高いだけに、落とすとかなりリスクは大きい…。
ジョーカーに挑戦するのかしないのか?どの障害をどのように飛んで点数を稼ぐのか?個人的には一番見ていて面白い競技だと思います。
ダービー競技
国体や全日本障害など、大きな大会でちょこちょこ開催されているのが、ダービー競技。
この競技は、少し総合馬術の要素が入った障害の競技と考えると分かりやすいかもしれません。
坂のアップダウンがあったり、溝を超えたり生垣を超えたりと、まさにプチ総合と呼んでもいいような競技です。
余談ですが、ドイツではハンブルグダービーという有名なダービーの競技会が毎年開催されているんですが、坂を下るとこなんかはかなりえげつない。。。
世界最高峰の競技会は流石にレベルが違いますね!!
Gilbert Tillmann | Claus Dieter | Deutsches Spring-Derby Hamburg 2017
六段飛越競技
その名の通り6つ障害が続けて置いてあり、だんだん高さが上がっていく競技です。
6つ目の障害が低いところから始まり、クリアできない人とそこで終了、クリアしたものだけでどんどん高さを上げていきます。
六段飛越競技を見に行ったことがありますが、高さが上がっていった時の緊張感はハンパないです。是非見にいって欲しい競技!
日本記録はなんと199cm!
2mの障害を飛び越えるなんて、どんな気分なんでしょうか。。
いかがでしたでしょうか。
障害飛越のルールは意外とたくさんあるということを、知っていただけたでしょうか。
それぞれのルールごとに楽しみ方も違うので、是非一度生で見てみてくださいね。
それでは。
ダブル?オクサー?障害馬術の用語を解説!
障害馬術の解説を聞いていると、しばしば専門用語が出てきます。
せっかく乗馬を習っていたり興味があるのであれば、用語を理解した方が見ていて楽しいですよね!
そこで今回は障害馬術でしばしば使われる専門用語について説明しようと思います。
オクサー
障害は垂直障害・オクサー障害と大きく分けて二つ種類があります。
中でもオクサー障害とは、上の写真のように2本の横木で幅がつけられた障害物のことを指します。
障害に幅があるので、馬は体を伸ばすようにして飛越をしていきます。
乗っている方としては、垂直障害よりもオクサー障害の方がついていくのが大変です。
馬にとっても、同じ高さでもオクサー障害の方が大きく見えるため、怖く感じやすいのでしょう、オクサーで止まる馬は多いです。
↓上から見た図
競技会では高さは揃えられていることが多いですが、わざと前と後ろで高さを変えて段違いにしていることもあります。
前が高さが低い方が、馬にとっては飛びやすく感じるんです。
ダブル
ダブル障害とは、障害間の歩数が1歩あるいは2歩で、二つ続いた障害のことです。
日馬連の公認種目(障害の高さが110cm以上)のクラスでは、大体1つか2つはコースの中に組み込まれています。
ダブル障害は二つで一つと見なされ、もし一つ目は飛んだけれども二つ目で止まった場合は一つ目の障害からやり直しになります。
ダブル障害は一つ目の入りで失敗すると大体二つ目で失敗するので、いかに最初の障害に上手く入るかが肝になります。
同じように、トリプル障害(障害が三つ続いた障害)もあります。
ダブルもオクサーも、難易度の高い競技会になるほどよく出てくるようになります。
スイスイ飛んでいた馬がいきなり飛ぶのを嫌がったりするのは、一概には言えませんが、オクサーであったりダブルの障害であることも多いです。
それだけ難しいということですね!
それでは。
東京で乗馬を習える場所はどこ?[東京の乗馬クラブ]
「東京でも乗馬を習ってみたい!」「馬に乗れるようになりたい!」
そう思うことはありませんか?
実は、東京にもいくつか乗馬クラブはあるんです。
今回は、東京で乗馬ができるクラブを紹介しようと思います。
クレイン東京
乗馬クラブでは最大手のクレインが東京・町田にあります。
小田急線の鶴川駅からバスで15分程度、京王相模原線の若葉台駅からバスで20分程度の場所にあります。
馬場は2面あり、基本は部班(数名のグループ)レッスンとなります。
マンツーマンレッスンは、追加料金を払えば受けることができます。
定期的に部内大会も行われています。
初心者〜中上級者まで多くのレベルの人がいて、レベル別にレッスン内容が分かれているので、自分のレベルに合ったレッスンを受けることができます。
東京で100頭以上も馬を所有している乗馬クラブはクレイン東京くらいだと思います。
とりあえず乗馬を始めてみたい初心者の方や、障害も馬場もどっちもやってみたい方、乗馬を通して仲間の輪を広げたい方にオススメです。
様々なキャンペーンもやっているので、一度体験乗馬に訪れてみてはいかがでしょうか。
八王子乗馬倶楽部
八王子駅からバスで20分程の場所にあります。八王子駅から無料の送迎バスが出ています。(送迎バスの時間はホームページを要確認)
クレイン東京と似ていて、基本は部班でのレッスンとなります。
クレイン東京の少し規模が小さい版だと考えればいいかもしれません。
クレイン東京との違いは、子供はポニークラブに入れることです。
子供はポニーから乗り始めた方が、体高が低いので恐怖心も少ないですし、乗りやすいので馬に慣れるという点ではポニーは最高です。
東京乗馬倶楽部
唯一の東京23区内にある乗馬クラブです。
クレイン東京と八王子乗馬倶楽部は馬場も障害も両方教わることができますが、東京乗馬倶楽部は馬場に特化した乗馬クラブです。
立地がよく歴史がある乗馬クラブなので少々費用は高いです。
ブランド力ってやつですね。
日の出乗馬倶楽部
あきる野市にある乗馬クラブ。
競技会ではあまり名前を聞かないですが、大自然の中のアットホームな雰囲気が魅力です。
のんびりまったり乗馬を楽しみたい人にオススメの乗馬クラブです。
最後に
乗馬って田舎に行かないとできないのでは…?と思っていた方も多いのではないでしょうか。
東京でも本格的に乗馬を始めることはできるので、ぜひこの機会に乗馬を始めてみてはいかがでしょう。
きっと後悔はしないはずです。
それでは。
乗馬用品こそメルカリに出すべき理由
フリマアプリとして、累計流通額は1億円以上を超えるメルカリ。
日々沢山の物が出品され売買されていますが、乗馬用品も実は多くやり取りされているんです。
今回は、私自身の体験から、乗馬用品こそメルカリに出すべき理由について書いていきます。
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